シンフォニア クラシック音楽専門出版 ご希望の商品をカゴにお入れ下さい
-- ア --
音楽の楽しみ方のひとつに「音楽を考える」楽しみがある。作曲家が楽譜の上にひとつの音符を書く時、その音符には作曲家が生きた時代、風土、個性が凝縮されている。ひとつの音符を弾き、聴くとき、「何故作曲家はその音を書いたのか」を問うことなしには、彼らの思想を現代に伝えることはできない。本書はそういった「考える過程」を体系的に教えてくれるであろう。
著者のアウアーは19世紀から20世紀にかけて活躍したハンガリー生まれのヴァイオリニストで、巨匠ヨアヒムに学び、一世を風靡した名手エルマン、ジンバリスト、ハイフェッツを育てたことでしられている。そのアウアーが演奏家として教師としてのほぼ16年にわたる経験を通じて学んだアドバイスと結論を簡単簡明に演奏に適用できるように述べたものが本書である。
第1部では、今世紀最高のヴァイオリニストの一人であるユーディ・メニューインがヴァイオリンに対する姿勢とあらゆるテクニックとレッスンが詳述されている。第2部では、今世紀最高のヴィオラ奏者の一人であるプリム・ローズのヴィオラへの情熱が語られている。
-- カ --
バイオリンなどの旋律楽器が和声にかなった演奏をするには背後にある和音の構造や音程の分析が必須である。本書ではバイオリンの有名なエチュードやバッハの無伴奏ソナタなどを例に和音分析を行い、 和声音や非和声音の取り扱いを詳述している。より多くの弦楽器奏者が本書により、演奏に色彩感と多彩な表現力を加えることを望む。
イントネーションの問題は、演奏家にとって最も基本的な、絶対に避けて通ることのできない重要な課題である。本書は、美しい生きたイントネーションをより明確に短期間のうちに習得する指針となる考え方、勉強方を提示しており、イントネーションの勉強のためのバイブルといっても過言ではないであろう。
弦楽四重奏という芸術は最も高度な美的楽しみとして高く評価されている。ここでは弦楽四重奏曲の演奏にあたってこれだけは心得ておかなければならない基本問題を取り上げわかり易く解説をしている。本書は四重奏奏者だけなく、楽器のアンサンブル演奏に関わる全ての人にとって有意義なものであろう。
本書は、弦楽四重奏の始まりから約80年の間の5人の作曲家ボッケリーニ、ハイドン、モーツァルト、ベートヴェン、シューベルトの弦楽四重奏曲を比較、概説したものある。しかも単なる曲目解説ではなくひとつの音楽史として歴史、流れの記述に重点をおいている。本書により、弦楽四重奏曲を聴き、演奏する喜びが更に高まることであろう。
著者ハンス=ペーター・シュミッツは1916年ブラスレウに生まれ、ベルリン音楽大学でフルートを学び、引き続き、ハレ大学とザール大学で学び、哲学博士の称号を得たのち、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にてソロ・フルーティストとして活躍した。その後、バロック音楽研究家に転身して最初に本書の第1部の「後期バロック音楽の演奏原理」を出版した。
第2部の「バッハ演奏への提言」では、シュミッツはバッハ演奏の全般的な基本姿勢を解き明かしている。
-- サ --
本書は楽譜理解への新しいアプローチという点でユニークな本である。本書を通じて楽譜から新たな発見をするべく視点を整理することは演奏のためにも鑑賞のためにも大切なことである。そしてスコアを手にして新たな発見ができれば自分の音楽の深まりを感じることができる。それは音楽愛好家にとって最高の喜びのひとつとなろう。
-- タ --
チェロについて書かれた本というのはそう多くはない。本書は、チェロという楽器を理解するための基本的な資料をチェロを学ぶ人やチェロ愛好家に提示し、またチェロのためのオリジナルな独奏曲を論じている。
著者のウィリアム・プリース氏はイギリスの高名なチェリストで、とりわけ女流チェリストとして有名なジャクリーヌ・デュ・プレを育てたことでをよく知られている。本書の中には、チェロの練習、演奏、教育、理解などに関する大切なこと、注意すべきことがすべて盛り込まれている。チェロの演奏のみならず音楽の取り組み方の理解にも役立つに違いない。
-- ハ --
バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタおよび無伴奏チェロ組曲はバッハの全作品中の最高傑作であるのみならず、あらゆる音楽の中で最高の位置を占める作品であることは明白である。これらの曲のバッハの楽譜は、スラーの付け方も非常に曖昧なため、その解釈や演奏法をめぐって多くの人たちに議論が続けられてきたが、本書は今までに出版された多くの版の内容を把握、分析している。本書をじっくり読んだ上で、これらの曲に取り組めばバッハの新しい世界が開けて来るであろう。
著者ヘルムート・リリングはバッハ研究家として有名である。リリングは現代の演奏方法を用いてバッハのマタイ受難曲を演奏する際の具体的な問題を述べている。マタイ受難曲を演奏する人々にとっては本書によって大いに有効な示唆が与えられるであろう。またカンタータを演奏する人々にとっても本書は頼もしい拠り所になると思われる。
著者ヘルムート・リリングはバッハ研究家として有名である。バッハの名作とか大作という言葉では言い尽くし難いこの「ロ短調」ミサ曲、人類が残し得た永遠の神への祈りとでも言うべきであろうか、この作品とかかわりを持つすべての人々にとって、演奏する側も聞く側も、このリリングの深い洞察から多くを学び取られることを切に願うものである。
本書は1500年以降のバロック音楽についての演奏習慣を、言葉、拍子、ダイナミック、テンポ、装飾、編成などの観点から詳述している。この時代の音楽を演奏する奏者のみならず、鑑賞者にも多いに役立つであろう。
本書は、1955年に出版されたハンス・ペーター・シュミッツの「18世紀における装飾法」の全訳である。比較的はやい時期にかかれたにも拘らず、その後の研究によってくつがえされることのない内容は、今日でも尚、新鮮さを失わず我々に対して古い音楽の正しい把握への指針を示している。また豊富な譜例により、わかりやすく解説されている。
18世紀の音楽を当時行なわれていたと考えられる奏法で演奏することは、今や決して稀なことではなくなってきている。本書は18世紀に出版されたメソッドブックの代表的なもののひとつで、当時のヴァイオリン演奏の種々の問題点を解決するための技法を説明しており、当時の演奏法を知るために必要欠くべからざるものであり、歴史的にも特に重要な地位を占めている。
本書では、ヘンデルのメサイヤという作品自体と古い音楽習慣について基本的な説明と、合唱の稽古の方法論について述べている。使用楽譜の選択、テンポやディナーミクの決め方、記譜法や装飾法、オーケストラの奏法、フレージング、アーティキュレーションなどについても論じている。
-- マ --
本書はニューヨーク在住のピアニスト兼ジャーナリストのデイヴィッド・ダバルが20世紀を代表するヴァイオリニストであるユーディ・メニューインと行なった対話を1冊の本にまとめたものである。メニューインの関心は音楽という狭い枠に留まらず、国際、環境、人種、人口、、麻薬や騒音問題などありとあらゆる分野に広がっている。
![]()
![]()
(C)2008 Pizzicato Strings Shop